米大手ケーブルテレビのComcast社は、米ラスベガスで開催されているConsumer Electronics Show(CES)初日に、iPadおよびアンドロイド系タブレット向けにテレビ番組を放送するサービスを年内に始めることを明らかにした。同社の会長および最高経営責任者であるブライアン・ロバーツ氏が発表したもの。3000時間近いテレビ放送番組をオンデマンドで提供するという。

Comcastには「Xfinity TV」という独自のiPad appが提供されている。Comcastサービス会員は、テレビ番組をタブレットで観ることができると共に、’Play Now’ファンクションを通して3000時間近いオンデマンド番組や映画も閲覧することができるようになる。

XfinityTV.comでは、オンラインで番組ガイドのほか、iPadやDVRのリモコンの役目をする。チャンネルを変えたり、検索、ブラウズができる。このサイトから現在15万ほどのビデオ選択ができるほか、管理用ツールも揃っており、たとえば’Watchlist’ではユーザーが観たテレビや映画の好みを学習してトラッキングできる。