米Facebookは現地時間1月21日に、総額15億ドルの資金調達を実施、企業価値が500億ドルに達したことを発表した。調達した15億ドルのうち5億ドルは昨年12月に米金融大手のGoldman Sachs Group(Goldman Sachs)とロシアの投資会社Digital Sky Technologiesから調達しており、今回はGoldman Sachsが運営するファンドを通じて10億ドルを調達したという。
Facebook社の最高財務責任者(CFO)のデビッド・エバースマン氏は、「Facebookはこの増資で財政的により柔軟になり、眼の前にあるさまざまなビジネス機会を探求できるだろう」と声明文で述べ、今後も事業の構築および拡大に投資を続けていくとしている。
Goldman Sachsが実施したファンドの募集により、Facebookは最大15億ドルまでを受け入れられることになっていたが、当社の判断により10億ドルにとどめることにした。
尚、Goldman Sachsは当初は国内でファンド募集を募っていたが、提供を囲む激しいメディア報道を米国証券法に抵触する恐れを踏まえて海外に切り替えたという。またFacebookは今回のGoldman Sachsからの投資以前から株主数が500人以上になることは予測しており、そのため2012年4月30日までに財務報告を公開するとしている。