米Facebook社は現地時間3月1日、グループメッセージング・サービスを行っている米Beluga社を買収したことを明らかにした。買収金額や条件についての詳細は現時点では公開されていない。Facebookでは、Belugaのサービスは現時点では何も変わらず持続していくとしており、今後の方針は近々に発表する予定としている。今回の買収において、Facebookは今まで買収したケースと異なり、人材だけでなく、Belugaのサービスを支えている独自技術に興味を持っている。
Beluga社は元グーグル社でアドワーズなどを開発していた3人が昨年に設立したばかりの会社。半年前にサービスを開始して以来、GroupMe、YobongoやBlackberry Messengerと並ぶ人気アプリとなった。スマートフォンを含む携帯電話専用のグループメッセージングアプリで、一度に多くの人たちとコミュニケーションがとれるもの。グループ(BelugaではPodと呼ばれる)を作成し、そのグループ内にメッセージを書き込めば、そのグループのメンバー全員が同時にメッセージが読めるほか、そのままメッセージのやり取りを全員で行えるというもの。テキストメッセージだけでなく、写真やロケーション位置なども共有することができる。
BelugaのWebサイトには、「Beluga is now friends with Facebook」と題して、創立者3名からのメッセージが掲載され、またFacebook上のBelugaサイトには、買収を知ったファンから祝福のメッセージが多く寄せられている。