米ラスベガスで開催されるNAB2011では、3DTVは誰もが注目するメインストリームである。開催初日には、3DTVのプロダクションを先導する人々が集結する基調講演が開催される(コンテンツシアターにて、2時より)。
「3net: Programming and Producing High-Quality 3DTV」と題した講演には、米国で24時間365日フル3Dの放送局「3net」の最高経営責任者トム・コスグローブ氏と制作・開発担当副社長のティム・パストア氏、そしてソニー3Dテクノロジーセンターでステレオグラファーを担当しているグラント・アンダーソン氏、ディスカバリーコミュニケーションの技術部長のジュシュ・ダービー氏、そしてエディター/プロデューサー部門でエミー賞を獲得した、デジタル・レボリューション・スタジオの代表クレイグ・タンナー氏がステージに立ち、パネルディスカッション形式でセッションが行われる。モデレーターは、The Hollywood Reporterの技術担当の編集者、キャロリン・ジャーディナ女史。
3netは、ディスカバリーコミュニケーションズ、ソニー、IMAXの三社が出資して設立、2011年2月に開局した。三社の得意とする分野を収斂し、コンテンツ、テクノロジー、テレビ配給そして運用の3Dエコシステムを確立し、最高のクオリティの3Dコンテンツを楽しめる場を一般家庭の視聴者に提供することに注力しているという。
セッションでは、3netの未公開の最新3Dフッテージを使いながら、コンテンツおよび配信における究極的なビジョンについて展開される。様々なジャンルのコンテンツを御茶の間に届けるためのクリエイティブな挑戦と最新技術についても各パネリストから語られる。