RIEDEL社は、米ラスベガスにて開催された放送機器展NAB2011にて、コメンタリーシステムの「Artist CCP-1116」を発表した。価格・発売時期は未定。

「Artist CCP-1116」は、Artistデジタルマトリックスインカムシステムに統合される次世代型コメンタリーシステム。このユニット1台で2人のコメンテーターが使用できる。高品質ヘッドアンプを搭載するほか、インカムパネルArtist1100シリーズと同等の機能を装備。マトリックスとはCAT5またはBNCで接続する。

高品質ヘッドアンプ、48Vファンタム電源、+6dBuリミッター、レベルメーターを2人のコメンテーター用に個別に装備。LED表示付きの「On Air」、「Cough/Mic Mute」キーにより視認性と操作性を確保した。プログラム/リモート可能なLINE入力は、ローカルでのプレイバックを取り込むことが可能。非常用スタンドアローンモードと電源2重化を備え、最大限の信頼性を確保したとしている。

モニターミックスコントロール用に3つの入力レベル調整とサイドトーン調整、マスターレベル調整のボリュームが用意されており、入力された信号はヘッドホンとヘッドセットそれぞれに分配される。インカムセクションには16個のキーが用意され、各キーは自由にアサインが可能で個別にレベルコントロール可能だ。使いやすさを考慮し2分割して使用することもできる。

Artist CCP-1116次世代コントロールパネルの1100シリーズで採用された有機EL表示キーを使用し、65000色、140dpiの高解像度で24×24ピクセルの8キャラクター表示が可能。また、キーのマーカーカラーを定義付けすることで着信種別ごとに色分けをするなど分かりやすく表示させることも可能としている。