米Boris FX社は現地時間4月26日に、タイトル・3D合成/エフェクト作成用プラグイン「RED」の新バージョン5をリリースした。REDはノンリニア編集アプリケーション内で、タイトル作成、3D合成/エフェクト作成を行うプラグインソフトウェア。同社のエフェクトプラグイン「Boris FX」とタイトル作成プラグイン「Boris Graffiti」の機能を統合し、モーショントラッキングやベクトルペイント、ロトスコーピングといった機能が追加され、Open GLハードウェアアクセラレーションでレンダリング高速化がなされている。Adobe、Apple、Avid、Grass Valley、Media 100とSony製のノンリニア編集アプリケーションに対応。
今回の新バージョンでは、Adobe Premiere Pro CS5やAfter Effects CS5といった、64ビット対応版のアプリケーションにも対応できるようになった。Vegas Pro 10やGrass Valley EDIUS 6やAdobe CS5 for Macには今後無償で提供されるアップグレード版で対応できるようになる。
最新機能としては、Mr. Smoothie、Ball Action、Bubbles、Wiggle Edgesといったデザイナーエフェクトを含め.新しく60種類以上のフィルターが追加されたほか、50種類もの新トランジッションエフェクトやレンズブルワといったリアルスティックなカメラエフェクト、3Dパーティクルエフェクトなどが追加されている。またSDからHDへ変換機能を持つ「UpRez」のほか、ユーザーインターフェースも更新されている。
RED 5は既に販売開始されており、既存のユーザー用アップグレード版も同時にリリースされている。14日間のトライアルバージョンもBoris FX社公式サイトよりダウンロード可能。