株式会社放送衛星システム(B-SAT)が調達している放送衛星「BSAT-3c」が8月6日(日本時間)に打ち上げられる(午前6時53分~8時8分)。打ち上げ場所は南米仏領ギアナ宇宙センター。

打ち上げの約38分後に衛星を分離する予定。その後、2011年8月中旬に所定の軌道上に静止する見込みで、9月中旬に衛星メーカー米ロッキード・マーチン社からの引き取りを予定している。本来は、7月2日に打ち上げ予定だったが、カウントダウン中に衛星を搭載したロケットのメインエンジンのバルブに異常が検出されたため延期されていた。

BSAT-3cは、BSAT-3bとともに平成23年に設計寿命を終えるBSAT-2系衛星の後継衛星。中継器数は16本、BS中継器として最大12チャンネル使用できる(予備4チャンネル)。スカパーJSAT社との共同衛星で衛星管制はB-SAT社が行っていく。