富士フイルムは、箱型放送レンズの新モデルとして4K対応の放送用ズームレンズ「FUJINON UA94x8.7BESM」の開発を発表した。
同社の箱型レンズラインナップにはこれまで、107倍モデルと70倍モデルが存在していたが、その中間に位置するスペックは用意されていなかった。超望遠域までは不要としながらも、70倍では不足と感じる現場のニーズに対応するモデルとして、94倍という仕様が設定されている。
筐体サイズは、フラッグシップである107倍モデルと同等の設計が採用されている。一方で、製品ポジションとしては107倍モデルよりも導入しやすい価格帯が想定されており、性能とコストのバランスを重視したモデルと位置付けられる。
107倍ほどの超望遠性能は不要としつつも、十分なズーム倍率を求める大学や各種団体、放送局などの用途を想定した製品であり、中継やイベント撮影など幅広い現場での活用が見込まれる。