テクノロジー・ジョイント株式会社は、米Fast Forward Video社が今年4月のNAB2011で発表した新製品「SideKicK HD」の国内出荷を9月1日より開始した。メーカー希望小売価格は税込み355,950円。
SideKicK HDは、カメラとHD-SDIまたはHDMIで接続し、ProRes422(HQまたはStandard)コーデックで汎用2.5インチSSDに収録できるファイルベースレコーダー。記録メディアとして128GBのSSDが1枚が標準で付属する。HD-SDI/HDMIは入出力および相互変換に対応している。なお、年内にはオプション対応でAvid DNxHDコーデックのリリースを予定している。
本体サイズは幅15.8cm×高さ10cm×奥行き5.3cm、重量はSSDなしで280g。モニターサイズは4.3インチ、解像度は480×272ドットで、ロケ現場でも視認性が良い高輝度タイプを採用しているという。本体前面には、プレビュー時コマ送りに便利なJOG/SCRUBコントローラを搭載しており、撮影シーンの確認もスムーズに行えるほか、突然電源が落ちてしまうようなトラブルが発生した場合でも収録した動画ファイルを全て損失しないようなファイルシステムを採用しているという。
また、「Auto Record」機能を搭載しており、カメラから出力されたSDI及びHDMIにエンベデッドされたタイムコードを検知して、カメラのRECボタンON/OFFでSideKicK HDでの収録の開始・停止を制御できる。