米ESPNは、サッカーのプレミアリーグ中継放送にて、拡張現実(Augmented Reality)を取り入れた斬新な試合解説を始めた。放送事業者では初の取り組みという。
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ESPNは、「ESPNアリーナ」プラットフォームを10月15日に放映した英国のチェルシー対エバートン・バークレーのサッカー試合中継で初披露した。タッチスクリーンディスプレイをテーブルの上に置き、解説者達がスクリーン上でマーカーを動かすと、スタジオ内にある別のスクリーン上にデジタル選手として浮かび上がり、解説者達の指示によって移動・プレイする。今までの解説方法よりもディティールのあるデータ解説ができるようになったという。
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面白いのは、テーブル上にいるデジタル選手達はミニチュアだけでなく、フルサイズにも切り替えられる。また3Dサッカーフィールドとしても見せることもできる。百聞は一見にしかず、ESPNアリーナについて映像での紹介は以下より。
http://youtu.be/KYvyRmicof4
このシステムは65インチのタッチスクリーンディスプレイ(U-Touch社製)、RTソフトウェア社のグラフィック生成ソフトウェアとリアルタイムレンダリング用ハードウェア、そしてVinten Radamec社製のバーチャルスタジオカメラ・トラッキングシステムを採用している。
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