株式会社グラフインは、交換式記録メディアを採用した4K対応 非圧縮データレコーダーシステム「MACH-REC」(マック・レック)を来春発売するとアナウンスした。販売価格は税別100万円以下を予定している。11月16日より幕張メッセで開催されるInter BEE 2011の同社ブースにおいて、MACH-RECと4Kカメラ、4Kディスプレイを使用して4K映像の記録・再生のデモ展示が行われる予定だ。(ブース番号:5602)
MACH-RECは、交換式記録メディアを採用した4K対応の非圧縮データレコーダーシステム。メモリマガジン(BigMAG)の書込み・読出し性能は6.4Gbps(800MB/sec)を実現しており、今後も高速化を予定しているという。1台のMACH-RECで4Kカメラ、4K 3Dカメラ、ハイスピードカメラからの動画記録、4Kディスプレイなどへの動画再生に対応する。512GBのメモリマガジンを使用した場合で約11分の4K RAW 12bit 60fpsおよび4K RGB 24bit 30fpsの動画記録が可能で、さらに高速なカメラや装置に接続する場合は、複数台のMACH-RECを使用して対応する事もできるという。
カメラやディスプレイなどの外部機器とはオプションの外部I/Oユニットを接続してHD-SDI、DVI、Camera Linkなどの信号規格に対応。10Gbps I/Oは光ケーブル(AOC 100m)にも対応可能なほか、車載、野外フィールドでの撮影を考慮し業務用バッテリーによる動作、iPadによるコントロールを提供するとしている。