米Cinedeck社は、ポータブル型ディスクレコーダーの新モデル「Cinedeck MX」を発表、NAB2012にて一般初公開する(ブース番号SL13417)。
新製品Cinedeck MXは、シングルで4台分のVTRの役目を担うポータブル型マルチチャンネル・ディスクレコーダー。4RUラックマウントモデルで、7インチのタッチパネルを実装、汎用リムーバブル2.5インチSSDで記録、再生、モニタリング機能を備えている。入力は1080i、1080p、1080PsF、720p、HD、2K、4K、SDではPAL/NTSCや480でクロスフォーマット記録が行える。
編集システムは、既存のファミリーと同じくApple Final Cut Proをはじめ、Avid Media Composer、Adobe Premiere Pro、Sony Vegas とGrassValley Ediusと親和性があり、対応するコーデックは、Avid DNxHD、DNx444、Avid Meridien JFIF、Apple ProRes 4444、CineFormと非圧縮 444 (10bit)、422 (8/10bit)、AVC-Intra 100/50、XDCAM HD、XDCAM EX、DVCPRO-HD、H.264とDPX。HDMIおよびHD-SDI経由でステレオ3Dソースの入力も可能。リアルタイムでアップ/ダウン/クロスコンバージョンも可能である。
インターフェースには標準的なものからシングルおよびデュアルリンクや3Gに対応している。RS-422 VTR/DDRリモートコントロールおよびUSB経由でサードパーティの制御デバイスにも対応できる。正規出荷は2012年7月の予定。価格は米国で43,390ドルから。