ヤマハ株式会社は、同社のデジタルミキサーで使用するオートマチックミキシングカード、Dugan-MY16を近日発売予定とアナウンスした。メーカー希望小売価格は未定。
Dugan-MY16は、オートマチックミキサーの発明者Dan Dugan氏が代表を務めるオートマチックミキサーの専門メーカー、Dan Dugan Sound Design製のオートマチックミキシングカード。
台本がない場合や、ゲイン調整が事前に決まっていない場合に、ゲイン配分を自動最適化することで、ミキシングエンジニアは個々のフェーダーをかかりきりで操作することなく、複数のマイク音声を適切に処理することができるとしている。
主な特徴は以下の通り。
- 有効なマイクを自動検出し、各チャンネルのゲインおよびトータルゲインを自動調整。
- フェーダーの上げ遅れによる、スピーチの頭欠けを防止し、自然な聴感を実現。
- ノイズゲートのようにスレッショルドレベル設定の必要もなく、効果的にバックグラウンドノイズやフィードバックの発生を抑制。
- ミキサーの各インプットチャンネルにインサートし、使用するマイクのフェーダーを上げておくだけの簡単設定。
- カード1枚で16ch(48kHz)または8ch(96kHz)のオートミックスに対応。
- 最大8枚の同時使用で128ch(48kHz)または64ch(96kHz)に対応。
- チャンネルは3つのグループに分割して動作させることが可能。
- 8chオートミキサー+8ch ADATインターフェースとしても利用可能。
- コントロールソフト「Dugan Control Panel」からリモートコントロール、およびレベルモニタリングが可能。