総務省関東総合通信局は、湘南ベルマーレから申請のあったエリア放送を行う地上一般放送局に予備免許を2012年5月30日に付与した。

エリア放送は、地上デジタルテレビジョン放送に割り当てられたUHF帯のホワイトスペースを活用したエリア限定の地上一般放送のこと。平成24年4月2日に制度が施行された。

今回の湘南ベルマーレが展開する無線設備の設置場所は神奈川県平塚市。エリアワンセグが可能な周波数帯幅(468kHz)で、チャンネルは647.142857MHz (42ch)、空中線電力は0.76mW。

湘南ベルマーレは、総務省のホワイトスペース特区先行モデルに選定され実験用の免許を取得し、「ベルセグ」の名称でサービスを展開してきた。

今回の放送用の免許取得手続きのため、ベルセグでの2012年シーズン配信は3月4日の開幕戦から停止されている。免許制度施行後に、正式サービスとして今期中に再開することを目指す。

(山下香欧)