日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社は、米Digimetrics社製のラウドネス測定/校正ソフトウェア「Eos AutoFix」を7月より国内出荷を開始すると発表した。販売価格は税別80万円。なお、7月31日までは税別40万円で提供するほか、ソフトウェアのみ、またはインストール済みPCの無償貸出も実施する。

Eos AutoFixは、コンテンツファイル内のオーディオデータのラウドネスを計測し、適合しない箇所を規格に準拠するよう自動的に校正処理を行うソフトウェア。Eos AutoFixのソフト・ダイナミックレンジ圧縮機能によって、オーディオ内の規定から外れた箇所を、スムースなカーブを使って規格範囲内に圧縮。校正処理による音質の変化やノイズの発生を防ぐとしている。

適合判定および校正処理はファイルをそのまま読み込むことで開始され、コンテナやコーデック、オーディオのレベルやピーク等、複雑なパラメータの設定は必要なく簡単に設定が行える。

対応ラウドネス規格はARIB TR-B32、ATSC A/85(CALM)、EBU R128、ITU-R BS.1770-2。コンテナはトランスポート/プログラム・ストリーム、MXF(OP-Atom、OP-1a、OP-1b)、MP4/MOV、WAV、GXF/LXFに対応、コーデックはPCM(BWF、AES、RAW)、AAC、MPEG(CBR)、AC-3(Dolby D、Dolby D+)、Dolby Eに対応する。なおGXF/LXF、AC-3(Dolby D、Dolby D+)、Dolby Eは7月末に対応を予定しているという。