米Googleが7月31日、ソーシャルマーケティング支援の米Wildfireを買収することを、明らかにした。このニュースは、両社の公式ブログで発表されている。
http://googleblog.blogspot.jp/2012/07/sparking-better-conversation-with.html.html
http://blog.wildfireapp.com/2012/07/31/wildfire-is-joining-google/

買収金額および条件の詳細については明らかにしていないが、米Wall Street Journalでは、買収金額は2億5000万ドルと報じている

Wildfireは、Victoria Ransom氏とAlain Chuard氏が2008年に立ち上げたベンチャー企業。現在は350名ほどのスタッフがいる。英Virgin、カナダCirque du Soleil、英Spotifyなど、大手30ブランドを含む約1万6000社を顧客として、彼らの公式ページ、アプリケーション、コメント、ビデオ、広告プロモーションといった、ソーシャルスペースでのマーケティング活動を一貫管理できるプラットフォームを提供している。

現時点では、Wildfireは引き続き、「Facebook」「Twitter」「YouTube」「Google+」「Pinterest」「LinkedIn」などを横断してブランド展開するソーシャル活動と広告測定を支援することに注力するという。事業はこれまでどおり継続し、顧客向けサービスやサポートも今まで通り行うとする。

Googleでは、インターネット上での広告やプロモーションなど、企業達のマーケティング活動を支援するツールやアナライズに力を入れているという。Wildfireを吸収することで、同社顧客があらゆるソーシャルサービスのユーザーとつながることができる新たな機会を提供したいとしている。より良いコンテンツとシームレスなソリューションがWebの可能性を最大限にするだろうと、公式ブログに投稿した製品管理担当ディレクターのジェイソン・ミラー氏はコメントを寄せている。

(山下香欧)