株式会社ケイ・オプティコムと株式会社ケイ・キャット(K-CAT)は8月9日開催の臨時株主総会において合併契約を承認決議した。K-CAT は2012年10月1日にケイ・オプティコムに吸収合併される。ケイ・オプティコムとK-CATはどちらも関西電力の子会社。

ケイ・オプティコムでは、関西全域に134万件の加入者がおり、独自ファイバーネットワークを基盤とした「eo光ネット」「eo光テレビ」「eo光電話」「eoモバイル」のクワトロプレイサービスを展開している。一方、K-CATは枚方・八幡市などで約9万件の加入者に対し、HFC方式によるケーブルテレビサービスを展開するほか、コミュニティチャンネルの「eo光チャンネル」などの番組を制作している。また「eo光テレビ」では、ケイ・オプティコムが光ファイバーインフラの提供と販売、工事、ユーザーサポート業務などを行っており、K-CATが放送サービスを提供する体制を構築している。

今回の合弁は、経営の効率化・合理化を図ることが理由。存続会社のケイ・オプティコムとしては今後、通信事業者かつ放送事業者という立場を活かして通信と放送を融合した魅力的なサービスを創出していくことを目指す。

(山下香欧)