CP+2026のマルミ光機ブースで、気になった製品があった。「PRIME II LENS PROTECT」。レンズ保護フィルターだが、その中身は、さらに進化したと感じさせる内容であった。
主な改良点は、反射率を前モデルの0.1%から0.08%まで引き下げたことにある。前モデルでは技術的課題から見送られた帯電防止機能を、この超低反射と両立させた点は大きな進化だ。コートに導電層を設けることで静電気を逃がす構造を採用しており、機能性を追求した設計となっている。

さらに特筆すべきは、フィルター枠そのものの構造を見直した点にある。従来、枠の内径にある立ち壁で発生していた反射光は、迷光としてセンサーに届き、ゴーストやフレアの原因となっていた。Prime IIではこの内壁面を極限まで排除する設計を採用し、物理的に不要な光を遮断している。超低反射によるゴースト抑制、帯電防止によるゴミの映り込み防止、そして枠内反射のカット。これら三位一体の対策を成立させたことで、この製品は「ゴーストバスター」という頼もしい二つ名を冠するに至ったのである。

ブースでは、性能の差を実感できる比較展示が行われていた。他社の帯電防止フィルターが静電気で発泡スチロールの粒子を吸着してしまうのに対し、Prime IIは粒子をほとんど寄せ付けない様子が確認できた。放電能力の高さが明確に示されている。また、一般的なマルチコートフィルターと並べて比較すると、ガラスの存在を意識させないほど映り込みが抑えられている。反射率0.5%と0.08%という数値の差は、肉眼で見ても明らかな「抜けの良さ」として表れていた。

サイズ展開は37mmから95mmまでの計15種類をラインナップし、主要なレンズをほぼ網羅している。撥水・防汚といった基本性能も完備されており、メンテナンス性も申し分ない。このフィルターは、単にレンズを物理的な衝撃から保護するにとどまらず、描写性能を最大限に引き出すための積極的な選択肢となる存在である。
