ロンドンオリンピックの開会式で、映画「007」のジェームズ・ボンドが登場し、シリーズ最新作の「スカイフォール」のショートフィルムが会場で放映され話題となったが、主人公ジェームズ・ボンドに扮するダニエル・クレイグがエリザベス女王と一緒にヘリコプターに乗り込み、オリンピックスタジアムに向かう映像シーンの撮影には、カナダ・オンタリオ州のPV Labs社(本社:同州ハミルトン)の特殊空撮カメラPictorvision Eclipseが採用されたという。
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Pictorvision社はPV Labs社の映像撮影部門。PV Labs社の映像撮影部門であるPictorvision社のEclipseプラットフォームは、現在日本で上映中の映画 『ダークナイトライジング』や『アメイジング・スパイダーマン』、またその他多くのハリウッド作品の撮影の実績があるという。
バッキンガム宮殿からオリンピックスタジアムに向かう途上で、テムズ川にかかるタワーブリッジを高速でくぐり抜けることは、1968年以来となり、歴史的にも意義があるとして話題にもなった。なおPV Labs社は、2012年のアカデミー賞で、科学技術賞(Scientific and Engineering Award)を受賞している。
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