パナソニック株式会社は、放送業務用スタジオカメラの新製品スタジオハンディカメラ「AK-HC3800G(多治見コネクターモデル)」「AK-HC3800GS(LEMOコネクターモデル)」と専用のスタジオシステムオプション群を2012年12月より発売を開始する。欧州向けシステム価格は€60,000(LEMOコネクターモデル)を予定しており、国内での価格は未定。

AK-HC3800G/GSは、高感度・高画質の2/3型220万画素IT-3CCDと、新開発16ビットA/D付き内部処理38bit DSP(映像処理回路)により高画質化を図るとともに、DRS(ダイナミックレンジストレッチ)機能に加えCAC(色収差補正)機能などの画質補正機能、シーンファイル設定や様々な画質調整機能を搭載。

専用のカメラ・コントロール・ユニット「AK-HCU200(多治見コネクターモデル)」「AK-HCU200S(LEMOコネクターモデル)」および、リモート・オペレーション・パネル「AK-HRP200G」と合わせて、高品位の非圧縮光伝送カメラコントロールシステムをローコストで構築可能としている。CCU-ROP間は専用線の他、LAN ケーブルを介したIP接続にも対応予定。小型軽量かつアシスト機能を備えた7型LCDビューファインダーAK-HVF70Gも新たに登場予定だ。

なお本製品は9月7日(金)~11日(火)までオランダ・アムステルダムRAIセンターで開催されている欧州国際放送機器展「IBC2012」の同社ブースにて展示されている。