オートデスク株式会社は、VFXソフトウェア「Autodesk Flame Premium 2013」の最新版の一部となる「Flame 20th Anniversary Edition(フレイム 20周年記念エディション)」を、2012年10月より製品サポート「Autodesk Subscription」契約者向けに提供を開始するとアナウンスした。
最新版では、複雑なタスク実行の性能向上、新しいクリエイティブ ワークスペースの採用、エディトリアル タイムラインの統合、GPU パイプライン強化などの機能強化を行い、制作作業を効率的かつ集中して行えるように環境が整備されたほか、RAWフォーマットをACES準拠カラースペースに適用するために必要なカラートランスフォームを使用して、16-bit、4K映像対応のソニーF65デジタルシネマカメラフォーマットをネイティブでサポートするとしている。最新版の主な特長は下記の通り。
(以下、同社リリースより引用)
新しいクリエイティブワークスペース統合されたエディトリアルとエフェクトのタイムライン
- 主要なポストプロダクション ツールをクリエイティブ環境に統合し、エディトリアル タイムライン全体を Flame Desktop、Batch、Action と密接に連携
- ワークフローを新たに設計し直し、メディアへのアクセスを向上
- タスクに基づくワークフローにより、主要なフィニッシング タスクやクリエイティブ ツールにワンクリックでアクセス可能
強化された GPU パイプライン
- タイムライン内のコンテキストでの作業を効率的に行えるように、タイムラインのデザインを変更。これにより、タイムラインの新規構築や、オフラインカットの適合をデスクトップ上で行うことが可能
- GPU/CPU プロセッシング パイプラインを再設計し、より早いコンポジッティングと、Batch と Action におけるビジュアル エフェクトの開発を実現