みずほ情報総研株式会社は、次世代動画像符号化方式HEVC(High Efficiency Video Coding)に対応したストリーム解析ツール「HEVCストリームアナライザ」の開発を進めており、2013年上期中の提供開始を予定していると発表した。

HEVCは、ISO/IEC(国際標準化機構/国際電気標準会議)およびITU-T(国際電気通信連合-電気通信標準化部門)により規格化が進められている次世代動画像符号化技術。ワンセグ放送で使用されているH.264/AVCの2倍、地上デジタル放送で使用されているMPEG-2の4倍程度の符号化効率(データの圧縮率)を目標としている。

同社が開発中のHEVCストリームアナライザは、HEVC方式で圧縮符号化された信号(ストリーム)を解析しグラフィカルに表示することで、ストリームの特性評価を行うソフトウェア。本解析ツールの利用により、HEVC対応の映像機器やソフトウェアの研究開発・製品開発における符号化品質の向上や開発期間の短縮が可能になるとしている。

なお、同社は来る11月14日~16日に幕張メッセにて開催される国際放送機器展「Inter BEE 2012」に出展。同社ブース(ブース番号:8005)では画像処理関連ソリューションを展示し、本ソフトウェアのデモンストレーションも予定しているという。