パナソニック株式会社は、同社の業務用AVCHDカメラレコーダー「AVCCAM」シリーズの新製品として、メモリーカード・カメラレコーダー「AG-AF105A」を2012年11月15日より発売する。メーカー希望小売価格はオープン価格、市場想定価格は40万円前後。従来機種AG-AF105の後継機種として登場する。

AG-AF105Aは、レンズマウントにマイクロフォーサーズ規格を採用した業務用HDカメラレコーダー。従来モデルのAG-AF105同様にマイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼用レンズや、変換アダプターを介してプライムレンズ等のシネマ用レンズが使用できるほか、業務用音声入力（XLR）などにも対応する。AG-AF105Aでは、プロ用高画質のPHモード（平均21Mbps、最大24Mbps）に加え、AVCHD Progressive準拠の「PS」モード（平均約25Mbps、最大28Mbps）を搭載し、1080/60p・1080/50p記録再生に標準対応。音声もより高音質なリニアPCM記録（2ch）に対応している。なお「PS」モード時には、HDMIから1080/60p・1080/50p出力が可能となった。

また、カメラスルー時にはHD SDIから高画質10ビット4:2:2信号を出力し、10ビット高画質記録に対応したP2レコーダーなどでレックトリガー連動記録が可能だ。撮影補助機能も強化され、フォーカスアシスト｢Expand｣（＝画面中央を拡大表示してフォーカス合わせを容易にする）とセーフティマーカー｢2.39:1｣（シネスコサイズ）が追加されている。

本製品は11月14日から16日まで、幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2012」の同社ブース（ホール7/#7308）に出展を予定している。