香港Dajiang Innovations Technology(DJI)が12月に発売開始したGoProカメラ用のクアッドコプター型ラジコンDJI Phantomが話題を呼んでいる。軽量化されたGoPro HERO3とのコンビネーションで、一層の軽量撮影コプターシステムが実現する。
DJI Phantomは、翼から翼まで40センチ程度のコンパクトでアイキャッチな外観で重量はカメラ装着時で1kg未満。飛行角度は45度まで。ビルトインされたIOC(インテリジェント方向制御プラットフォーム”Naza-M”により、前方方向がフリーな自動操縦飛行ができる上、マルチ方向以外にもGPSでもモードを切り替えて制御できる。Naza-Mはフェールセーフ機能があり、メインとトランスミッタ間の通信が切断された場合、コントローラからの制御コマンドはすべてセンター位置に戻るように設定されており、またGPS信号が可能であれば、飛行しているDJI Phantomは自動的に離陸地点へ安全に戻るようになっているという。コントローラとの通信距離は300メートルまで。アーム下には夜行飛行中の方向を確認するのにも便利な、赤緑のLEDインジゲーターが装備されている。
DJI Phantomのエンジニア設定は、ユーザーがGoProカメラを実装するだけで直ぐに使用できるよう出荷時に組み込まれており、後は届いたパッケージを開梱してシステムを組み立てるだけ。組み立て方から操縦方法まで、DJIサイトのビデオチュートリアルで丁寧に紹介している。
価格は米680ドルというリーズナブルな価格。DJIの正規代理店サイトよりオンラインで購入できる。
(山下香欧)