株式会社Cerevoは、スマートフォンからデジタル一眼カメラのシャッターを操作できるデバイス「SmartTrigger」の一般販売を開始した。同社直販サイト『Cerevo Store』にて購入できる。直販価格は税込み7,499円。各カメラメーカーに対応するレリーズケーブル9本と赤外線レリーズケーブルの合計10本がすべて付属するスペシャルセット「SmartTrigger All-In-Oneパッケージ」は税込み9,999円。

SmartTriggerをデジタル一眼カメラに装着し、スマートフォンの専用アプリからBluetoothで接続することで、カメラから離れた場所でシャッターを操作できる。SmartTriggerとデジタル一眼カメラは別売のケーブルで接続する。レリーズケーブルに対応していないデジタル一眼カメラでも、赤外線リモコンに対応したケーブルを利用することでSmartTriggerに対応する。

SmartTriggerを利用することで、離れた場所からアプリのボタンを押したタイミングでシャッターを切る「リモートシューティング」、ボタンを押してから指定した秒数後にシャッターを切る「タイムシューティング」、指定した秒数の間で連続してシャッターを切り続ける「タイムラプス」、スマートフォンの加速度センサーを利用し、被撮影者がスマートフォンを持ったままジャンプした際に空中にいるタイミングを自動的に感知して宙に浮いた写真を撮影できる「ジャンプシューティング」などの撮影方法が利用できるようになる。

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アプリ操作画面

SmartTriggerの情報は開発者向けに広く公開され、開発者は公開されたサンプルアプリや仕様を元に、新たなSmartTrigger対応のiOSアプリを開発することも可能だ。たとえばSmartTrigger本体のシャッターボタンを使うことでスマートフォンを使わずにシャッターを切ることが可能だが、逆に既存カメラアプリのシャッターボタンをSmartTriggerを使って切るというアプリの開発も可能という。

Bluetooth 4.0(Low Energy)に対応しており、単4電池1個で長時間駆動する。同社測定値によると、動作回数は単4型eneloop(750mAh)使用時にレリーズケーブル接続で最大3万回、赤外線レリーズケーブル接続で最大1万7000回。本体サイズは幅63mm×高さ31.6mm×厚さ12.6mm、重量は本体のみで20g。操作用アプリの対応スマートフォンはiOS 6.1以降を搭載したiPhone 5/4S、iPad 第3世代/第4世代、iPad mini。今後はMac OS X用にもアプリをリリース予定としている。

SmartTriggerは当初、同社が運営するWebプラットフォーム「Cerevo DASH」上で、クラウドファンディングの仕組みを用いて購入希望者を募った結果、目標額の170%超が集まったため、量産を決定。約6ヶ月の開発期間を経て、一般向けの販売開始となった。

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