日立国際電気(Hitachi Kokusai Electric America:日立)と米LiveUは、日立製HDTVカメラとLiveUのコンパクトアップリンク・システム「LU40」を組み合わせたモバイルENGでタイアップし、カメラオペレーターが伝送状況とビデオクオリティをリアルタイムで管理できるインターフェースをとれるようにした。
LU40は約700グラムで手のひらサイズと、非常にコンパクトなので日立製HDカムコーダの背面に無理なくマウントでき、最大4回線の3G/4G LTEの携帯USBデータ通信端末を使用してライブ伝送が行える。伝送遅延は、低遅延生中継モードで2秒、画質優先であれば遅延約10秒。両社は今後、このモバイルENGソリューションの営業展開についても、バンドルパッケージ化などで販促して進めていくという。日立国際は、NHK技研とSHVカメラ(7680×4320画素を備えた2.5型のCMOSセンサ)を共同開発している。
LiveUでは一昨年前からパナソニック社と戦略的技術アライアンスを組み、同様のソリューションを展開している。先月パナソニックは、P2カムAG-HPX600用のLiveソフトウェアオプションのアップグレード版をリリースし、アップリンクの開始・停止の操作をカメラのビューファインダーでも確認できるようにした。
http://www.pronews.jp/news/1302061540.html
尚、NAB2013では、パナソニックブース(ブース番号C3607)にて、AG-HPX600とLU40を組み合わせたモバイル中継システムを展示する予定。*LiveUブースはSU551。
日立国際電気は、最新2/3型CMOSセンサを搭載したコンパクトHDTVスタジオ/フィールドカメラ「Z-HD6000」を一般初公開する。またInterBEE2012で発表した、新開発U-AIT CCD を採用した3G対応「SK-HD2200」(Z-HD6000と同じCMOSセンサを搭載)、ポータブルタイプ「SK-HD1200」、3G対応スローモーションカメラ「SK-HD1500」などを出展する(ブース番号C4309)。
(山下香欧)