ソニーは、同社のNXCAMカムコーダー「NEX-FS700J」とRAWレコーダー「AXS-R5」を接続するインターフェースユニット「HXR-IFR5」を2013年6月28日に発売する。希望小売価格は税込み210,000円。このレコーダーを利用することでNEX-FS700Jで4K/2K RAW記録が可能となる。
インターフェースユニット HXR-IFR5を介した接続イメージ図
NEX-FS700Jは、本体をバージョンアップ(有償予定)することで、4K/2K RAWデータを3G HD-SDI端子から出力できるようになる。HXR-IFR5はこの信号を入力するSDI端子を搭載しており、RAWレコーダーAXS-R5とドッキングさせることでAXSメモリーカードにRAW記録を実現するものだ。NEX-FS700Jとの接続は3G HD-SDI経由のため、リグでの一体化やカメラヘッドとレコーダーを分離するなど、様々な撮影スタイルに対応するとしている。リグなどへの取り付けのために、ハンドルや底面に1/4インチサイズのネジ穴も搭載する。電源供給はドッキングしたAXS-R5側から行われる。
4K(4096×2160)記録時のフレームレートは24p、30p、60p。約4秒の120fps収録にも対応する。2K(2048×1080)記録時は、240/120fpsの連続収録にも対応する。記録されたRAWデータのワークフローは、PMW-F55/5とAXS-R5を用いてRAW収録した場合と共通だ。