Blackmagic Designは、スーパー35mmサイズセンサーを搭載した4Kデジタルシネマカメラ「Blackmagic Production Camera 4K」と、スーパー16mmサイズセンサーを搭載した小型フルHDデジタルシネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera」をNAB2013にて発表した。いずれも2013年7月の発売を予定しており、価格はBlackmagic Production Camera 4KがUS$3,995(国内:税込406,800円)、Blackmagic Pocket Cinema CameraがUS$995(国内:税込み101,800円)。両製品ともにNAB2013の同社ブース(SL218)にて展示されている。

Blackmagic Production Camera 4K

Blackmagic Production Camera 4K

レンズ(別売)装着イメージ

Blackmagic Production Camera 4Kは、グローバルシャッター、EFレンズマウントを搭載し、高画質な非可逆圧縮CinemaDNGおよびProRes422(HQ)で最大4K(3840×2160)撮影が可能なデジタルシネマカメラ。6G-SDI出力もサポートする。ダイナミックレンジは12ストップ。

撮像素子はスーパー35mmセンサー、レンズマウントはEFマウントレンズが利用可能、別途レールやフォローフォーカス用アクセサリーをつけてEFシネマレンズを使用することも可能だ。従来通りレンズアダプター等も利用できる。

収録素材の記録は内蔵SSDレコーダーを使用し、4K映像を非可逆圧縮CinemaDNGおよびProRes422(HQ)フォーマットで記録する(SSDは別売り)。ディスクはHFS+もしくはexFATフォーマットが利用可能。また通常のCinemaDNGフォーマットに加えQuickTimeラッパーも実装されることで、4K RAWデータを一般的な編集ソフトウェアで扱えるとしている。

スーパー35mmセンサーの広いダイナミックレンジはlogにマッピングされ、ハイライトと暗部のディテールを活かしたカラーグレーディングが可能なほか、Rec.709のビデオガンマでも撮影できる。カラーグレーディング用ソフトウェアとしてDaVinci Resolveと、Thunderbolt経由の波形モニタリングソフトウェアUltraScopeを同梱する。

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Blackmagic Pocket Cinema Camera

Blackmagic Pocket Cinema Camera

レンズ(別売)装着イメージ


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Blackmagic Pocket Cinema Cameraは、従来のBlackmagic Cinema Cameraの機能を多数備えながらもコンパクトな筐体にまとまったデジタルシネマカメラ。記録はフルHD1080/30pまで対応する。スーパー16mmサイズセンサー、マイクロフォーサーズレンズマウントを搭載し、可逆圧縮CinemaDNG RAWとProRes(HQ)でのフルHD収録が可能なデジタルシネマカメラ。ダイナミックレンジは13ストップ。他のシリーズ同様、レンズマウントアダプターを利用することで様々なマウント方式のレンズを利用できる。

収録素材の記録は別売りのSDメモリーカード(SDXC/SDHC、HFS+/exFATフォーマット)を利用し、Apple ProRes422 (HQ) や12bit Log RAW 可逆圧縮CinemaDNGフォーマットで記録する。Production Camera 4Kと同様に、QuickTimeラッパーも実装する。カラーグレーディング用ソフトウェアの同梱はないが、無償配布されているDaVinci Resolve Liteが利用可能だ。

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2機種の詳細に関しては、引き続き現地より各種レポート記事を掲載予定。