米ビジョンリサーチ社はNAB2013にて、Phantom Flexの次世代ハイスピードカメラ「Phantom Flex4K」を初公開した。価格は110,000ドルより。出荷は年内を予定しているという。

Phantom Flex4Kは最新画像プロセッサ”ファントムフレックス”とフル16:9 4096×2304画素対応のSuper35mmフォーマット最新センサーを搭載したハイスピードカメラ。4K(4096×2160)で最大1000fps、2K(3840×2160)で1000fps、1080pで2000fps、720pで3000fpsのハイスピード撮影(スロー撮影)を実現する。

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対応レンズマウントは、PLマウント、キヤノンEFマウント、ニコンF/Gマウント。カメラボディ側面の液晶操作パネルは、従来モデルよりも使いやすくなったインターフェースでカメラのフルコントロールができる。そのほか、Bluetoothトランスミッタ(Bluetoothでの遠隔無線操作)、ハンドヘルドタイプPhantom RCU(100メートル範囲)でのリモート操作、イーサネット経由でPCからの操作ができる。

本体のRAMメモリ(64GB)では4Kで5秒間ほど記録でき、またドッカブルのフラッシュメモリタイプの記録ユニットCinemag IVを使って長時間の撮影記録ができるようになっている。Cinemag IVには、1TBと2TBタイプが揃っており、後者タイプではノーマルスピード(24fps)のRAW 4Kで約2時間の記録ができる。100fpsであれば約5分。撮影記録形式は、CineRAWファイルもしくはスタンダードな圧縮ファイル形式。外部接続系統は、3G SDI出力×2系統、3G SDI入力×1系統、リターンシグナル入力にゲンロック対応となっている。

(山下香欧)