Blackmagic Designの発表によると、東京にある表参道ギャラリー5610で開催された「人間・人形 映写展」で、Ultra HD(4K)映像の再生にBlackmagic DesignのSSDプレーヤー/レコーダーのHyperDeck Studio Proが使用されたという。

「人間・人形 映写展」は、フォトグラファーの渡邉肇氏と映像ディレクターの堀部公嗣氏がタッグを組み、日本を代表する古典芸能「文楽」の人形の世界を、最新テクノロジーを駆使し、映像と写真で表現した展覧会。同映写展は2013年2月25日から3月9日まで開催され、13日間の来場者は2,500人を記録した。

人間国宝である吉田簑助氏ら人形遣いの協力を得て、近松門左衛門の代表作「曽根崎心中」をテーマに、主人公、お初・徳兵衛の人形が、まるで魂を吹き込まれたかのように生き生きと動く様子を、都内スタジオにてハイスピードカメラや3Dカメラ、4Kカメラで撮影。限られた予算の中で、完成した映像をいかにして高品質でアウトプットできるかが今回の映写展の課題だったというが、Blackmagic DesignのHyperDeck Studio Proとソニーの4Kプロジェクターを使用して美しい映像を観客に提供することができたという。

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HyperDeck Studio Proから再生された4K映像はソニーの4Kプロジェクターに、音声はXLRでスピーカーアンプに出力された。連続再生という負荷の高い環境ながら、HyperDeck Studio Proはトラブルなく4K映像を再生し続けたとしている。