Google Glassでは従来、メガネのカメラから撮ったビデオをGoogle+で共有できる程度にしか過ぎなかったが、今回YouTubeの映像ネットワークを行っている米Fullscreen社が、レンズ越しで見ているものをそのままYouTubeにアップロードできるアプリ「BEAM」を開発した。
BEAMの設定では事前に、YouTubeに映像をアップロードして自動的にTwitterにURLを配信するか、映像をそのままプライベートにGoogleアカウント先に保存しておくことの選択ができるようになっている。そのあとはGoogle Glassのレンズに映されるユーザーインターフェースから収録開始などの動作の指示を行うようになっている。
FullScreen社でこのアプリ開発を担当したドリュー・バウマン氏がアプリを説明しているビデオと、自ら撮ってBEAMからアップロードしたスムーズな映像がYouTubeで公開されている。バウマン氏はオープンソースWebフレームワークのRuby on Railsを使って開発したという。
またGoogle Ventureらが出資して設立したGoogle Glassのアプリ開発者を支援するシンジゲートGlass Collectiveによると、Twitter側と共同で公式アプリを開発することになっているが、未だ進捗は伝えられていない。反面、開発者の間からは、「Glass Tweet」という、Google Glassから撮った画像のリンクをGoogle+を通さずに直接Tweetできるアプリが登場している。開発者はジョナサン・ゴットフライド氏。
(山下香欧)