6月5日(水)から二日間、宮城・仙台サンプラザホールで開催される「東北映像機器フェスティバル2013」では、49社が出展する。放送機器メーカーや代理店が4月のNAB2013にて登場した新しい機材・システムや最新情報を披露する。株式会社コンドーブロードキャストでは、この春に代理店締結をした伊メディアパワー社から2製品を国内で初めて披露する(ブース番号G-26)。
同社ブースでは、日本ではまだ馴染みのないカテゴリだが数年前から米国・ヨーロッパにおいてローカル局で浸透しつつある”チャンネル・イン・ザ・ボックス”の「AirGO」、そしてニュースや天気予報などの解説番組向けのプレゼンテーションツール「NewsTouch」を展示および実機のデモンストレーションを行う。
AirGOは、プロダクションおよびインジェスト、チャンネルブランディング、自動送出装置を一体化したビデオサーバシステム。2RUの筐体に最大4入力8出力(SD/HD-SDI)を搭載し、オートメーション機能を使った送出およびチャンネルブランディング用のグラフィックの取り込みが可能だ。マルチフォーマット対応、多重化ファイルの連続再生、リアルタイムのアップ/ダウンコンバートといった機能も有し、更にチャンネル数の拡張にも、AirGOユニットを追加することで対応できる。
NewsTouchは、ライブプロダクションとスタジオ向けに提案する新しいタイプのプレゼンテーションツール。マルチタッチディスプレイなどを介して、PDF、Web、写真、動画等の画像やビデオにコメントや描画を書き込め、またグラフィックスを追加して放送することができる。ニュースやスポーツ・天気番組の解説、選挙のような特別なイベントやトークショーを演出することができる。また専門学校が行っている衛星授業といった新しい分野での活用も期待されている。
(山下香欧)