個人がデザインして3Dプリンターで作ったアナログカメラが話題になっている。レオ・マリウス氏が企画・デザインして3Dプリンターで印刷したオープンソースの35mmフィルム用SLRカメラOpenReflexは、汎用レンズをマウントでき、実際に撮ることができる。
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ほとんどのメーカーが製造を辞めた懐かしいアナログ式カメラだ。ビューファインダーがついており、メカニカルシャッターの速度は1/60秒。独自のマウントリングとペアリングすることで、ほとんどの汎用レンズに対応できるという。それぞれのカメラ部位はABS樹脂対応の3Dプリンターで作ることができるという。全部をプリントするのに15時間程度。個人ホビーレベルで2時間もあれば組み立てられるという。
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マリウス氏は、オリジナルカメラ製作に興味がある人たちに向けて、オートデスク傘下のInstructablesサイトに企画をすべて公開している。素材は30ドルもあればおつりがくる。印刷時間に1日あれば十分なので、プリント機がなくてもレンタルという方法もある。
(山下香欧)
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