米エレメンタル・テクノロジーズ社は、今春のNABにて、展示会場で唯一HEVCライブストリーミングを1080pで実演して話題になったが、来週から始まるヨーロッパ最大級の放送機器展IBCでは、更にクオリティとプロセスパワーを向上させて、次世代マルチスクリーンビデオ市場および放送市場に向けて準備する。
エンドツーエンドによる10bitのビデオプロセッシング・パイプラインと、フルフレームレートのHEVCエンコーディングを紹介する。4K@60p、10bitウルトラHD HEVCプロセッシングを、「Elemental Server」で処理をした、高精細映像品質を4Kディスプレイで再生する。また「Elemental Live」で1080p60p HEVCエンコードをリアルタイムで処理をしてライブストリーミングする。PaaSの「Elemental Cloud」にてライブエンコーディングするパフォーマンスも、デモンストレーションする予定。このElemental Cloudは、ライブとファイルベースのワークフローをクラウド上で行う独自のプラットフォームで、オンプレミス側がオーバーフローとなった仕事をクラウド上で処理することができる、ハイブリッドエンコーディング技術である。
エレメンタル・テクノロジーズIBC 2013プレビュー
(山下香欧)