GoPro Heroの次世代モデルのスペックが注目されている。現行モデルGoPro Hero3が発表されたのは昨年の10月だ。GoPro Hero4も同じタイムフレームであれば来月となる。
既存のモデルに実装されているSoCのプロバイダーAmbarella(アンバレラ)社は、GoPro3に採用されているプロセッサの次世代版を今年のCESで発表している。量産時が次世代GoProモデルのロードマップと合うことが期待感を大きくする。
GoPro Hero3ブラックモデルには、アンバレラのハイブリッドDV/DSC 1080p60カメラ用A7が、ホワイト&シルバーにはハイブリッドDV/DSCカメラ用A5Sが採用されており、両チップともサムスン社製の45nm CMOSプロセスで構築されている。
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Hero4で採用されるイメージプロセッサはアンバレラのA9 4K UltraHD Socだ。高速マルチタスク処理に優れたARM Cortex-A9プロセッサ(デュアルコア)とサムスン社製の32nm HKMG(High-K Metal Gate)仕様のCMOSプロセスが搭載されており、4Kp30、1080p120、720p240という、既存モデルの倍のフレームレートでの映像記録が可能となる。そして1080p120であれば1080p60のHDRの映像記録も可能になるようだ。2ワット以下の低消費電力で4Kp60をキャプチャできるとしている。A9のデータシートによると、機能にはスーパーHFRモード、多重露出HDRとWDRトーンマッピングなどが挙げられる。Ambarella A9 Ultra HD SoCの主な仕様は以下の通り。
4K Ultra HD H.264エンコーダ
- B-フレームのハイプロファイル
スーパーHFRモード
- 1080p120、720p240
画像処理
- 700メガピクセル/s、オーバーサンプリング
- 多重露出HDRとWDRトーンマッピング
- 手ブレ補正(EIS)
- 動き補償時間フィルタリング(MCTF)の改善とシャープ化
Wi-Fi接続
- リモートビューファインダー、プレイバック
- ソーシャルメディアへのダイレクトアップロード
(山下香欧)