株式会社ディストームは、同社が取り扱う米NewTek社製の統合型ライブビデオプロダクションシステム「TriCaster」新製品「TriCaster 410」の国内販売を10月17日より開始した。価格はコントローラ付属で2,480,000円より(モニタおよび初年度保守費用は含まれない)。
TriCaster 410は小規模から中規模のライブ番組やメディア共有、企業セミナー配信など、手軽に安定したインターネット配信を実現したいというユーザー向けのシステム。外部入力x6、内部素材x5、バーチャルインプットx4、合計15チャンネル分の素材をリアルタイムにスイッチング可能だ。映像入出力はHD-SDI接続のみをサポートする。主な特徴は下記の通り。
(以下同社製品情報ページより引用)
- 4つの映像入力と2つのDDRさらにネットワークを利用した2つのPC画面入力、タイトル、静止画、4つのバーチャルセットなど、合計15チャンネル分の素材をリアルタイムにスイッチングすることができます
- 1080i、720pに加え、1080p30/1080p25/1080p24、720p30/720p25/720p24の信号入力をサポートしています
- AUX出力設定により、カメラ入力やDDRの映像素材など、プログラムアウトの映像以外の映像を1系統出力することができます
- 1080i 59.94の映像では、標準で20時間の映像収録が可能です(HDD増設により増やすことも可能)
- アルファチャンネル(Fill+Key信号)入力が可能なため、外部テロップシステムの出力信号をサポートします
- マクロ機能による複数操作の自動実行
- ホットスポットを利用したオペレーション
- ソーシャルメディアツール(Share機能)
- ライブアナグラフ3Dビデオの対応
- リアルタイムクロマキー合成
- M/Eバスを利用したバーチャルセット
- バーチャルカメラ移動
- LiveSetショットプリセット、エディタ
- ホログラフィックライブバーチャルセット
- PTZカメラコントロール
- セッションテンプレート
- 入力のグルーピング
- Avid Artist Mixオーディオコントローラをサポート
- オーディオ入力チャンネルごとに独立してディレイ量を設定
- MIDIコントローラ対応
- ストリーミング設定のプリセット化
- マルチビットレートのストリーミング設定をサポート
- メディアプレーヤーに読み込まれたクリップごとのオーディオレベル設定
- Apple AirPlayのサポート。iOSデバイスからのビデオとオーディオの入力
- Windows PCやMacの画面入力(iVGA/ネットワーク経由)
- マルチモニターを利用したワークスペースのカスタマイズとモニター出力
- オーバーレイチャンネルには、3Dの回転や移動、スケーリングに加え、フェードイン、フェードアウト以外のアニメーション効果をつけることもできます
- DDR(デジタルディスクレコーダ)と、外部PC画面入力が各2チャンネル利用可能。
- サウンドプレーヤーの追加により、DDRとは別にバックグラウンドの音声やジングルなどの音声をコントロールできます
- イベントの開始時間と終了時間を設定し、セカンドモニターにカウントダウン表示させることができます
- レコーディングのオプション設定により、タイトルなどの映像効果のかかっていない素材映像のみを収録することが可能です。収録はプログラムアウト、もしくはAUXアウトのいずれかを選択可能です
- 管理画面では、ファイルフォーマットの変換・書き出し機能が利用できます
- オーディオ設定のグループ化と映像との同期
- Animation Store:オーディオやアルファチャンネルを含んだフルカラーアニメーションのトランジション作成機能
- オーディオイコライザ、コンプレッサ/リミッター機能
なお、既存の現行機種も機能強化を施してリニューアルした。価格はTriCaster 460(TriCaster 45Xの機能拡張モデル)が2,880,000円から、TriCaster 860(TriCaster 85Xの機能拡張モデル)が3,880,000円から、TriCaster 8000(TriCaster 8000の機能拡張モデル)が4,280,000円からとなっている(いずれもコントローラ、モニタおよび初年度保守費用は含まれてない)。
【10/21訂正】リリース内容の更新情報が寄せられましたので、価格情報の修正および構成内容の追記を行いました。