Netflixは、テレビスクリーン向けにデザインリッチなインターフェースを登場させた。
新インターフェースは、Netflixが構築したソフトウェアベースの新プラットフォームから提供されている。Netflixでも初めての試みとなったが、テレビに加え、PlayStation 4、PS3、Xbox 360、Roku 3やスマートTV、Blu-rayプレイヤーなどサービス対応のマルチデバイスに同時に一挙、統一したインターフェースへと塗り替えられる。
6月から3か月間でNetflixの番組が視聴された時間は、約5億時間。その中でも、テレビで視聴した視聴者は過半数以上にも及んだという。テレビという画面サイズが大きいデバイスで視聴するユーザーが急激に増えており、Netflixとしてもこの傾向に即対応したというわけだ。同社では、今回の新インターフェース導入は、サービス開始以来の大きな転向だという。
新インターフェースでは、番組タイトルを選ぶと、関連作品3つがローテーションして表示される。1作品は選択した番組の配給元の作品で、もう2作品は、Netflixによるお勧め作品。視聴者の好みの番組や映画作品にアクセスしやすいツールが揃っており、またFacebookでの知り合いが何を見たかといった、ソーシャルネットワークとの連携も充実。シリーズものの番組を視聴している場合は、進捗バーでエピソードのどこまで観たかといったものや、幼児に安全な番組は背景がブルーになっているという、視覚的な確認がし易いユニークな機能が搭載された。
Netflixは市場にテレビ視聴のあり方を変えた存在だ。以来、様々なカットでテレビ番組の視聴スタイルに新しい風を吹き込んでいる。オリジナル番組制作も行っているNetflixは、ディズニーとも提携をしている。多少先の話だが、2015年には「デアデビル」「ジェシカジョーンズ」「アイアンフィスト」「ルーク・ケイジ」の順でマーヴェルのキャラクターを採用したオリジナル実写番組を制作し、ストリーミングする計画でいる。
NetflixのPV
(山下香欧)