NTT西日本のセットトップボックス(STB)である「光BOX+(HB-1000)」上で、株式会社ドワンゴが提供する動画サービス「niconico」のアプリケーション「ニコニコ~動画・生放送~」が12月2日から対応可能となった。このアプリによって、テレビという大画面でも「niconico」が視聴できるようになった。

このアプリを通じてNTT西とドワンゴでは、「双方向のコミュニケーションを可能にし、子どもからお年寄りまであらゆる世代が、リビングなどで家族と一緒に楽しめる視聴シーンの実現」を目指していく。

アプリはドワンゴの100%出資会社である株式会社キテラスが開発した。光BOX+の加入者は、テレビ上のホーム画面から「ニコニコ~動画・生放送~」アプリを選択すれば独自ユーザーインターフェースが立ち上がる。ログインをしたあと、好みのコンテンツを視聴できるようになる。niconico一般会員は無料で、またniconicoプレミアム会員は月額525円で利用できる。

リビングで家族が一緒に動画を楽しめるように、不快なコンテンツやコメントを予めブロックするために、コンテンツ・コメントのフィルタリングが強化された。niconicoは、動画再生中に視聴者であるユーザーが書き込んだ「コメント」が画面の中を流れるように表示されるのが特徴。リビングからも、リモコンで「www」「888」のような定番コメントを簡単に入力できるようになっている。

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今後はスマートフォンやタブレット型端末へのリモコン機能を追加し、音声認識入力を含めたコメント入力機能の向上を予定しているという。

(山下香欧)