株式会社エーディテクノは、同社が取り扱う韓国デジタルフォーキャスト社製の映像/音声信号変換・分配・延長製品の新シリーズ「Bridge X」より、さまざまなデジタル・アナログ信号を入出力可能な、アップ/ダウン/クロス対応マルチコンバーター「X_MC」を2014年4月末より発売する。市場想定売価は税抜8万円前後。
出力端子
X_MCは、「Bridge Mini」「Bridge Micro」シリーズの上位プレミアムモデルで、SMPTE規格に準拠したマルチフォーマットSD/HD/3G-SDI、HDMIのデジタル映像信号と、コンポーネント、VGA、コンポジット(BNC)のアナログ映像信号の各入出力端子を搭載。出力したい入力信号は本体のジョグダイヤル、USBケーブル接続でのPC操作、または本体搭載のミニピン端子からRS-232C通信にて切り替えが行え、複数の出力端子から各映像信号での同時出力が可能なマルチコンバーター。
入力端子
また、X_MCではBridgeシリーズ初となるOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示機能を搭載し、X_MCに接続したモニターへ設定メニューを表示、本体のジョグダイヤル操作にて入力信号や出力フォーマット選択ができ、より簡単に設定が行えるとしている。
その他にも、入力信号をフォーマット変換して出力するアップ/ダウン/クロスコンバート機能を搭載。X_MCからの出力を、設置された表示機器の入力対応フォーマットに合わせて出力することが可能。音声はアナログステレオオーディオとAES/EBUオーディオの各入出力端子を搭載しており、SDI・HDMIへのオーディオエンベデッド機能、アナログオーディオまたはAES/EBUオーディオのディエンベデッド機能が利用できる。なお、SDIフォーマットはSMPTE規格に準拠したSD/HD/3G-SDIのマルチレートや、DVB-ASI信号にも対応するとしている。