NAB2014で新型カメラ登場のなど、カメラ情報が相次ぐ中、RED Digital Cinema社でも色々な新ツールやアップデートがあったのでいくつか紹介しよう。

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■RED 4Kブロードキャストモジュール(EPIC DRAGON/SCARLET DRAGON用)

一番先に取り上げたいのが、DRAGON専用のベースバンドモジュールだ。3G-SDIポートが4系統を装備したモジュール。ABC然り、三大ネットワークでは数年前からテレビ番組の制作でREDカメラが使われていた。今回の3G-SDIモジュールの登場はまさに既存ユーザーの要求に応えたものだ。4K/60p非圧縮YCbCr4:2:2ソースをフィードする。装着すると、電源モジュールかタッチスクリーンREDmoteだけ一緒にヘッドへ取り付けられる。出荷時期は未定。価格は6,950ドル。


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■RED Switchblade-M

REDmoteの代わりとなるカメラ制御インタフェースで、OLEDディスプレイが搭載されている。出荷時期は未定。価格は950ドル。


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■REDLINK開発キット

オープンプロトコルでREDLINKモジュールかシリアルイーサネット経由でカメラ制御できる開発キットがリリースされる。クレーンやリグに実装して制御する際に便利なツール。価格は395ドル。


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■REDMAG 1.8″240GB

REDMAG 256GBの後継モデル高速SSD。1年保守付き。価格は1450ドルで出荷予定時期は2014年6月頃。


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■REDサイドワインダー・マルチツール

RED関連機器の装着向けに、必要なドライバーサイズを揃えたカスタムキット。


■カーボンレッドミニマグサイドモジュール+マグネシウムマウント

RED DRAGON Carbon用のSSDサイドモジュールとレンズマウント。

また既存ユーザーにとってはこちらが最大のニュースかもしれないが、新しいREDCINE-X(RCX)とファームウェア(5.2.8)がリリースされた。RCXにはDRAGONcolorとREDgamma 4が追加されている。そのほかに、SCARLET DRAGONの価格が14,500ドルで出荷予定が2014年6月、そしてEPIC-M DRAGONモノクロモデルの価格が31,500ドル、出荷時期が2014年4月28日になることも明らかになった。

(山下香欧)