米アマゾンはNetflixの最も近いオンライン競争相手として、業界ウォッチャーから注目を集めている存在だ。オリジナルのコンテンツ制作に関してはNetflix以上に意欲を高めており、昨年においては、オリジナルコンテンツ制作に10億ドル(1000億円)を投資することを公言している。

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Netflixとアマゾンがコンテンツにかける金額はNetflixの40億ドルに対してアマゾンは1/4の10億ドルだが、オリジナルコンテンツに関しては、Netflixは4億ドルでアマゾンは10億ドルと逆転する。

つい先日(7月24日)に行われた収支報告で、アマゾンの最高財務責任者トム・スツクタク氏が、オリジナルコンテンツ制作に1億ドル(100億円)をかけることを明らかにした。すでにプライムインスタント・ビデオサービス向けの番組のパイロットに、この秋にプロダクションするようGOサインを出したという。Netflixが毎シーズンの制作に100億円を費やした大ヒット番組「ハウス・オブ・カード」の記録超えを狙っている。

この夏にプレミア放送をしたのは、子供向け番組シリーズ「Tumble Leaf」と「Creative Galaxy」の2作品。アマゾンスタジオにGOサインがでたのは、この2作品以外に5作品ある。また、春にプロダクションに入った「Bosch」や「The After」など6作品が並ぶ。

同時にアマゾンでは、プライムサービスへの加入費を値上げする予定だ。

(山下香欧)