ソニーのアクションカメラのアクセサリーで既にお目にかかっている、ペット犬たちに装着するマウントキット(ハーネス)が、GoProからもついに発売された。

「Fetch(フェッチ)」と名付けられた犬用ハーネスは、GoProで販売されている人間用と似た作りで、体重が7~54kgと小型犬から大型犬に利用できる。汚れても洗えるベルト部分に、パッドはやわらかい素材で犬の胴回りにフィットできる。カメラのマウント部分のプレートは簡単に外せられるが、例えば犬のくせで水にぬれると胴体を揺さぶるような振動に耐えられるように設計されている。細かいことだが、GoPro自身が何かの振動でハーネスから外れた際の落下防止に、カメラ自身をストラップでハーネス自身につないでおける気遣いも。POVの位置は犬の背中か胸の前。

GoProとしては本来、救助犬といったトレーニングされた犬に装着させて、現場の検証に役立てたいことが本望のようだが、動物にアクションカメラを装着させた動物目線でのPOVは非常に人気だ。例えば、ソニーではツールドフランスで羊にドッグハーネスで装着したカメラでのPOVを公開しているし、またGoProではハワイアンサーファーのペットKama(豚)が絶大な人気を博している。

鳥の目線での空の旅も非常に楽しい。

フェッチの価格は60ドル。国内での販売価格及び時期は未定。

(山下香欧)