キヤノンは、同社EFレンズの新製品として、超望遠レンズ「EF400mm F4 DO IS II USM」を2014年11月下旬より発売する。希望小売価格は税抜899,000円。
EF400mm F4 DO IS II USMは、蛍石を上回る色収差補正効果と非球面レンズの性質を持ち、望遠系のレンズに発生しやすい色収差などの諸収差を抑制可能な「DOレンズ」を採用。新開発の密着2層型DOレンズにより、従来モデルのDOレンズを採用した「EF400mm F4 DO IS USM」と比較してリング状のフレアを約4分の1に低減し、逆光フレアも低減。DOレンズを、研削非球面レンズやUDレンズと併用することにより、従来機種を上回る高画質化、従来機種同等の小型・軽量を実現しているという。
シャッター速度換算で4段分の手ブレ補正効果に加え、通常撮影と流し撮りを判別し、自動的に最適な手ブレ補正モードに切り替える「ISモード2」や、シャッターボタン半押し時には手ブレ補正は行わずに、露光中にのみ手ブレ補正が作動する「ISモード3」を搭載。また、防塵・防滴構造で、油や水滴が付着しにくいフッ素コーティングを最前面・最後面のレンズ表面に施すなど、「Lレンズ」シリーズと同等の機能を備えたとしている。