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ドイツで開催されたフォトキナの展示フロアにはアクションカメラが満載だ。ストップウォッチを思わせるハードコアなボディをもったスポーツ向けアクションカメラ「WG-M1」がリコーから2014年10月に発売される。
1.5インチLCDディスプレイが筐体の上面に来て、レンズは正面と、まるでミニサイズのプロジェクターのようなデザインだ。サイズはハウジングを装着したGoPro3よりやや大きい感じがある。アクセサリーを利用してウェアラブルカメラとして発揮できるか?という疑問符は残るが、ボディは強化ポリカーボネートのシーリング加工で、水深10mで1時間の撮影が可能な防水加工(JIS Class 8)と防塵仕様(JIS Class 6)、2mの自由落下にも耐え、またマイナス10度以下でも動作するタフな設計となっている。
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66.5(幅)×42.5(高)×89.5(厚)mm。重量190g。ボディカラーはオレンジとブラックの2色
約1400万画素、1/2.3型CMOSセンサーを採用、6枚構成レンズ(非球面2要素)で、最大1080p/30pの動画と10万画素静止画の撮影ができる。静止画は連写(10fps)も可能。またモーション検知、スローモーション(120fpsまで)、タイムラプスといった機能に対応している。焦点距離は16.8mm(35mmフィルム換算時)の固定単焦点、F値がF2.8、対応感度がISO100~ISO800。レンズアングル(FOV)は動画で137°(1280×960)、静止画で160°まで広がるという。
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ボタン一つで簡単操作
本体には100MBのメモリが内蔵され、撮影データはmicroSDメモリ(またはmicroSDHC)に記録する。フォーマットはMOV/H.264。バッテリーは専用のリチウムイオン充電池で、200分のフルチャージで静止画は約350枚、動画は約150分の撮影が可能だ。
インターフェイスには、USB2.0(Hi-Speed)、HDMI(Type D)のほか、Wi-Fi経由で、モバイルデバイスにデータを転送したり、モバイルデバイスからのカメラコントロールもできるアプリが用意される予定。
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同梱されているカラビナ付きストラップのほか、様々なリグや装着サポートアクセサリーがそろっている
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発売は10月中の予定で、価格は約300ドル。国内でも同社のオンラインショップでプリオーダーが開始されており、価格は税込み39,700円。
(山下香欧)
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