写真左:マイク X-Y時、写真右:マイク A-B時

ティアック株式会社は、TASCAMブランドで販売している24bit/96kHz対応リニアPCMレコーダーDR-40に新たな機能を追加した「DR-40 VERSION2」をTASCAMブランドで2015年1月下旬より販売開始するとアナウンスした。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜2万円前後。

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DR-40 VERSION2では、DSLRでの動画撮影向けの機能としてオートトーン機能を搭載しており、位置合わせでの基準となるスレートトーンを発音することが可能なジェネレーターを内蔵し、録音開始または開始・終了時に自動で発音するため、出力音声をカメラに録音しておくことで動画編集において位置合わせを容易に行える。その他にもマーク位置で自動分割するオートディバイド機能や、指定時間ごとにファイル更新するタイムトラックインクリメント機能、用途に合わせて設定できる多彩なオートトラックインクリメント(ファイル更新)機能が追加されている。記録メディアは新たにSDXCカードが追加され、SD/SDHC/SDXCカードへの対応となった。

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DR-40はステレオコンデンサーマイクが内蔵されており、録りたい音源にあわせてA-B方式、X-Y方式を切り替えて使用可能なPCMレコーダー。耐音圧125SPL、ファントム電源対応のロック付XLR/TRSコンボジャック入力を本体底面に装備し、+4dBuのラインレベル入力へも対応する。通常の2トラックステレオ録音に加え、4トラックモードを搭載し、低いレベルでのバックアップ録音が可能なデュアルレコーディング、音楽制作に便利な非破壊オーバーダビング、内蔵マイクと外部入力の同時録音などに活用ができるとしている。

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なお旧バージョンのDR-40は、2015年1月下旬に同社製品Webページにて公開を予定しているファームウェアV2.00へアップデートすることで、VERSION2と同様の機能が使用可能だ。