オートデスク株式会社は、モバイルゲーム開発用3Dアニメーション/モデリング向けソフトウェアの新バージョンとして「Autodesk Maya LT 2016」を3月27日より発売する。希望小売価格は以下の通り。

■Desktop Subscription(期間限定ライセンス)
1カ月:税抜4,000円(同社オンラインショップでのみ販売)
3カ月:税抜10,000円
1年:税抜33,000円

※高度な技術サポートが必要な場合は、別途有償サポートとしてオプションを追加可能

■永久ライセンス
税抜111,000円

新バージョンでは、モデリングとアニメーション制作に要する時間を今まで以上に短縮できるよう、機能強化と新機能を搭載している。Autodesk Maya LT 2016の主な新機能は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

■統合されたスカルプティングツールとUV編集ツール

  • ブラシベースのスカルプティングツールを新たに搭載し、他のツールを使用しなくても、モデル上でさらに高いレベルのスカルプティングが可能に
  • 新しいUVブラシ(インタラクティブなUVエッジのカット/縫合ツール、自動プロジェクション、固定/統合/分割/展開のためのブラシ)を搭載し、直感的かつ感性を生かした作業が可能に

■最先端のアニメーション機能とゲーム エクスポーター機能

  • スプラインIKとクラスタ変形の機能を新規に搭載し、非ヒューマノイドのキャラクターのアニメーションを簡単に作ることが可能に
  • ゲーム エクスポーター機能を強化し、複数のアニメーション クリップの管理とエクスポートがシンプルに。これにより、ゲームエンジン上で同時に使用する複数のアニメーションを簡単にエクスポートすることが可能に

■物理ベースのShaderFXノードとユーザからの要望を取り入れた機能改善

  • 物理ベースのシェーダ素材を新規に搭載し、より高品質なアセットを利用してリアルかつ高品質な素材のデザインが可能に
  • ユーザの要望が多かったバックグラウンドでのテクスチャのロードなどの機能を強化。これにより、シーン全体をロードする時間を短縮
  • カスタマイズ可能なライティング環境の初期設定機能を強化し、インポートしたアセットのライティング表現を標準化可能に
  • フォグ(霧)効果がビューポートで確認可能に。ビューポートカメラから最も近い位置でオブジェクトにフォーカス可能

■「Creative Market」の3Dコンテンツを利用可能

69万人のクリエイターやデザイナーが利用するオンラインのコンテンツ マーケットプレイス「Creative Market」(昨年当社が買収)について、Maya LTユーザは3月27日からCreative Market内にあるゲーム制作者向け専用サイトから、3Dコンテンツを購入可能に。また、Maya LT内のアプリからも直接サイトにアクセス可能
https://creativemarket.com/apps/mayalt(英語サイト)