Blackmagic Designは、同社製品を使用して撮影やフィニッシングが行われた、2015年カンヌ映画祭出品作品に対し祝辞を贈った。マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤールが主演する「Macbeth(原題)」、ギリシャ人監督ヨルゴス・ランティモス氏の英語デビュー作「The Lobster(原題)」など、本年度のカンヌ映画祭でパルムドールを競う作品のカラーグレーディングにDaVinci Resolveが使用されているという。また、同映画祭での特別上映で初公開される「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の撮影にはBlackmagic Cinema Cameraが使用され、ナタリー・ポートマンの監督デビュー作「A Tale of Love and Darkness(原題)」では、撮影監督スワヴォミール・イジャック氏が撮影にBlackmagic Pocket Cinema Cameraを使用しているという。
今回で第68回となるカンヌ映画祭は5月13日~24日に開催され、オフィシャルセレクションのコンペティション部門や「ある視点」部門などを通し、映画創作の多様性にハイライトを当てることを目的としている。同社製品を使用した作品の一覧は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
DaVinci Resolveでグレーディングされたカンヌ映画祭オフィシャルセレクション作品:
コンペティション部門
- 「Amnesia」監督:パトリック・リンデンマイアー(Patrick Lindenmaier) Andromeda Film AG
- 「Chronic」カラリスト:ティボー・カートレット(Thibault Carterot)M141 Films
- 「Dheepan」チャールズ・フレヴィル(Charles Freville)Digimage
- 「Il racconto dei racconti (The Tale of Tales)」アンドレア・バラッカ(Andrea Baracca)GRANDE MELA FILM
- 「Marguerite et Julien」ティボー・カートレット(Thibault Carterot)M141 Films
- 「Macbeth」アダム・グラスマン(Adam Glasman)Goldcrest Post London
- 「The Lobster」トニー・フォード(Tony Ford)
- 「Valley of Love」ティボー・カートレット(Thibault Carterot)M141 Films
ある視点部門
- 「Comoara (The Treasure)」ティボー・カートレット(Thibault Carterot) M141 Films
- 「Hrútar」ノーマン・ニスベット(Norman Nisbet)
- 「Maryland」サージ・アントニー(Serge Antony)Digimage
- 「Un Etaj Mai Jos」ファテー・シャムス(Fateh Shams)Shoot & Post
- 「岸辺の旅」鳥海重幸 IMAGICA
特別招待作品
- 「Amy」ポール・エンスビー(Paul Ensby)Company 3 London
短編部門
- 「Love is Blind」アーサー・グラハム・マー(Arthur Graham-Maw)
- 「Pojkarna (Boys)」フェター・シャムス(Fateh Shams)Shoot & Post
- 「The Guests」アンナ・ハワード(Anna Howard)ASC
カンヌ・クラシック
- 「Marius」ジェロム・バイジャー(Jerome Bigueur)Digimage
- 「More」ポーリン・バッシーネ(Pauline Bassenne)Digimage
批評家週間
- 「Ni le ciel, ni la terre」ティボー・カートレット(Thibault Carterot)M141 Films
- 「Krisha」ダニエル・スタイク(Daniel Stuyck)