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ビデオユニット(写真左)とコントロールユニット(写真右)
株式会社JVCケンウッドは、カメラ・ビデオ・コントロールの3ユニットを分離させた分離型4Kカメラシステム「GW‐SP100」を6月中旬より発売する。希望小売価格はオープンで、市場想定価格は税抜140万円前後(本体部のみ)。
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マイクロフォーサーズシステムマウントを採用した4Kカメラユニット
GW‐SP100は、AltaSens社が開発した4K対応Super35mm CMOSセンサー(総画素数約1,350万画素)を搭載。本体はレンズ交換式共通規格のマイクロフォーサーズシステムマウントを採用した小型・軽量の4Kカメラユニットと、脱着・折り畳み可能な1920×1080/60p対応の7インチフルHD液晶モニターを搭載したビデオユニット及び、カメラ操作や各種設定が可能な専用の小型コントロールユニットからなるシステム。
コントロールユニットは付属の5mケーブルを介してビデオユニットに接続し、REC/PAUSE、フルオート、ズーム、アイリス、フォーカス調整等のカメラ操作や、ガンマ、ニー、ゲイン、シャッタースピード、ホワイトバランス等の詳細設定が可能。カメラユニットを三脚やジブ、クレーン等に設置し、手元でのコントロールが可能だ。別売オプションの1m/5m/10mのカメラユニットケーブルにより、撮影用途に応じたケーブル長を選択でき、遠隔からの撮影に対応するとしている。なお、カメラユニットケーブル5mと10mを使用する場合は別売りの専用のメタルケーブルアダプターセットが必要だ。
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専用の小型コントロールユニット
記録フォーマットは、QuickTime(MOV)とAVCHDで、記録メディアはSDHC/SDXCメモリーカード。SDHC/SDXCメモリーカード対応のダブルカードスロットを、4K×2、HD×2の合計4スロット装備。4K×2、HD×2の各スロットでシームレスな長時間連続記録が可能なシリーズ記録や、2つのスロットに同じ画像を記録するデュアル記録の選択が可能。デジタル出力としてHD/3G-SDI端子とHDMI端子を装備しており、3G対応のSDI出力や、HDMI端子からは4Kを含めた外部出力が可能。非圧縮フルHD映像信号と音声信号をHD-SDI(Moni)端子とHDMI端子から同時に出力することも可能だ。なお、今後のアップデートによりGenlock入力、Time Cord入出力や、バリアブルスキャンマッピング、Proxy記録に対応する予定だ。
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SDカードダブルスロット部分
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