マンフロット株式会社は、iPad Air/Air 2を撮影サポートツールに変化させるワークフロー・マネージメント・プロセッサー「Digital Director」を発売する。iPad Air用「MVDDA13」は2015年7月31日、iPad Air 2用「MVDDA14」は2015年8月に発売予定。希望小売価格はMVDDA13、MVDDA14ともに税抜75,000円。

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iPad Air用「MVDDA13」

Digital Directorは、Apple社認定の専用iPadアプリによりDSLRのカメラ設定から写真のシェアまでの管理を行う。USBケーブルをカメラに接続しアプリを起動させるだけで、キヤノン社製またはニコン社製デジタル一眼カメラとiPad Air/Air 2を接続でき、ISO、シャッタースピード、絞り、マニュアルフォーカス、ホワイトバランス、フォーカスモードなどの設定や管理を行う。離れた場所からのリモート撮影の際には、アプリのライブビューでチェックと設定の修正が可能だ。

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USBケーブルは10mタイプまで使用可能(付属のケーブルは1m)

スクリーン上のどこをタッチしてもピント位置を決めることができるフォーカス設定や、ダイナミックヒストグラムとオーディオレベルディスプレイでの設定も行える。また、デジタルズームは選択したフォーカスポイントを拡大してなフォーカスを確認することも可能だ。電源は単三型乾電池4本、または付属のACアダプター。2015年7月現在で対応しているカメラは下記の通り。なお、今後アプリのアップデートにより対応するカメラは増えていく予定だ。

■キヤノン社製カメラ
  • EOS-1D X
  • EOS-1D C
  • EOS 5D Mark III
  • EOS 6D
  • EOS 7D Mark II
  • EOS 70D
  • EOS 60D
  • EOS Kiss X70
■ニコン社製カメラ
  • D4
  • D810
  • D800
  • D800E
  • Df
  • D610
  • D7000
  • D5500
  • D5300
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同社オフィスにて開催された報道関係者向け製品発表会では、代表取締役 川崎剛氏からの概要説明の後、同社マーケティング部マネージャー上原康充氏と本社プロダクトマネージャーのSofia Braccico女史からDigital Directorの機能について解説が行われた