ティアック株式会社は、同社が取り扱う独beyerdynamicのテスラテクノロジー搭載ヘッドホンのフラッグシップモデル「T 1 2nd Generation」を世界に先がけ2015年8月下旬に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜き13万円。

T 1 2nd Generationは、従来機種T 1で得たフィードバックを元に、テスラテクノロジーはそのままに、高周波帯での共鳴抑制、内部パーツの共振抑制などの改善が行われている。専用ケーブルには、高純度無酸素銅7N OCC線と、外部ノイズに強いテキスタイルコーティング(繊布被覆)を採用した専用ケーブルが付属している。ケーブルは着脱構造。また、別売りオプションとして、バランス接続対応4ピンXLRケーブルを今秋に発売予定だ。

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ケーブルは着脱構造にとなっている

イヤークッションには通気性のよいホローファイバー繊維とソフトベロア素材を採用し、ヘッドバンドは合皮を使用。また、ユーザーからの要望により、セミハードケースが付属している。

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ホローファイバー繊維とソフトベロア素材を採用したイヤークッション

また今回の新製品発表にあわせ、8月21日に東京・渋谷のアットビジネスセンターにて開催された新製品発表会では、ドイツの本社より来日した製品開発責任者のMario Gebhardt氏と、アジアパシフィックインド地域シニア・デベロップメント・マネージャーのAnja Yates氏によるT 1 2nd Generationの説明や、beyerdynamic社の紹介が行われた。日本では従来機のT1が世界で一番売れているということで、T 1 2nd Generationは世界に先がけ日本先行発売となっている。

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製品開発責任者のMario Gebhardt氏。「この新製品は昨年より多くの時間を費やして開発してきましたので、今回この場にこれてとても嬉しく思います。今回発表する製品はフラグシップのヘッドホンであり、これまでのヘッドホン製品を周到し、さらなる進化を遂げています」とコメントしていた

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アジアパシフィックインド地域シニア・デベロップメント・マネージャーのAnja Yates氏。「日本で先に製品発表を行おうと思ったのは、これまでのご愛顧に対する感謝の気持ちを込めて、最初に日本で発表したいと思いました」とコメントしていた

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T 1 2nd Generationを装着して記念撮影を行うMario Gebhardt氏とAnja Yates氏